埼玉新聞

 

訴訟和解名目の架空請求詐欺、72歳女性が現金200万円被害 指定された個人宅に宅配便で送付/入間

  • 狭山署=狭山市稲荷山

 狭山署は22日、入間市の無職女性(72)が訴訟和解名目の架空請求詐欺で現金200万円をだまし取られたと発表した。

 同署によると、今月6日、女性方に「民事訴訟最終通達書」などと記載されたはがきが届いた。女性が記載された「訴訟通達センター」に電話をしたところ、応対した同センター職員や弁護士を名乗る男らが「供託金10万円が必要」「訴訟を和解するには現金200万円を宅配便で送付してください」などと話した。

 信じた女性は8日午後5時ごろ、入間市の店舗から宅配便で指定された都内の個人宅に現金200万円を送付。その後、再び同センター職員から電話があり、「さらに200万円が必要」などと話した。女性は18日、再び指定された都内に現金200万円を宅配便で送付したが、宛先不明で戻ってきたため、詐欺に気付いて22日午前に自ら110番した。

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