男性DV被害者を支援 県、10日から電話相談開設
埼玉県は7日、男性ドメスティックバイオレンス(DV、配偶者や恋人からの暴力)被害者への支援を促進するため、「男性DV被害者のための電話相談」を10日から開設すると発表した。相談員が電話相談で話を聴き、必要に応じて支援制度に関する情報提供や個別支援を案内する。
県によると、2025年度の県の男女共同参画に関する意識・実態調査では、約7人に1人の男性が配偶者などからの暴力の被害経験があると回答。一方で、24年度の県内の配偶者暴力相談支援センターの相談実人数に占める男性の割合は4・4%にとどまっている。DV被害を受けた男性のうち、81・5%は「相談できなかった」「相談しようと思わなかった」と回答しており、多くの男性が支援につながっていない状況だ。
男性DV被害者のための電話相談は(電話048・829・9900)で、毎週金曜正午~午後8時に受け付ける(年末年始を除く)。男性DV被害者への個別支援として、電話相談から必要に応じて、法律相談や心理カウンセリングにつなぎ、緊急時は安全確保や一時保護も行う。
相談窓口の周知・啓発のため、特定のワードを検索すると相談窓口を表示するウェブ広告、鉄道主要駅や公共施設などに掲示する啓発用ポスター、県内ファミリーマートや大宮駅前大型ビジョンでデジタルサイネージ広告も展開。加害者プログラムも行い、グループワークなどを通じ、DVで被害者や子が受ける影響、暴力のない関係、相手を尊重することなどについて学ぶ。性別不問で定員40人。
大野元裕知事は7日の記者会見で、「性別を問わずDV被害が起こり得ることについて知ってもらい、思い当たることがある場合は、男性だからと我慢をしないで相談してもらえれば」と話した。
問い合わせは、県人権・男女共同参画課(電話048・830・2925)へ。











