埼玉新聞

 

フェンス乗り越える男…金融機関で強盗訓練中の警官が発見 保釈中に行方くらませた男だった 容疑で逮捕

  • 浦和西署=さいたま市中央区上峰

 浦和西署は18日までに、建造物侵入の疑いで、さいたま市北区奈良町、職業不詳の男(39)を逮捕し、さいたま地検に送検した。

 逮捕送検容疑は昨年9月20日午後4時ごろ、正当な理由なく、さいたま市桜区上大久保のアパートで、フェンスを乗り越えて敷地内に侵入した疑い。

 同署によると、近隣の金融機関で強盗訓練をしていた同署員が、フェンスを乗り越える男の姿を発見。男は「以前住んでいた」などと話し、職務質問を拒否して立ち去っていた。アパートは男の親族が以前住んでいたことがあるという。

 男は昨年2月に覚せい剤取締法違反(使用)の罪で起訴され、アパート侵入時は保釈中だった。同年9月20日以降の公判に出廷しなかったため、県警などが行方を捜査。防犯カメラの映像などから潜伏先を特定した。

 男は「自分宛ての郵便物が届いているか確認するために入った」と供述しているという。

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