埼玉新聞

 

怖い…気さくな母死亡、異変を感じた娘 男の家で遺体発見、静かな住宅街に衝撃「びっくりした」 夜10時、外でもめている雰囲気…女性のような高い叫び声

  • 女性が連れ去られたとみられる駐車場=9日午後、川越市

    女性が連れ去られたとみられる駐車場=9日午後、川越市

  • 新座市野火止3丁目の周辺(国土地理院HPより)

    新座市野火止3丁目の周辺(国土地理院HPより)

  • 女性が連れ去られたとみられる駐車場=9日午後、川越市
  • 新座市野火止3丁目の周辺(国土地理院HPより)

 新座市の自宅アパートで知人女性の死体を遺棄したとして、県警捜査1課と川越署は9日、死体遺棄の疑いで、新座市野火止3丁目、職業不詳の男(53)を逮捕した。女性は6日に何者かに連れ去られ行方不明になっていた。県警は殺人事件と特定し、男が連れ去りや殺害に関与した可能性があるとみて、46人態勢の特別捜査班を設置し、動機や経緯を捜査している。

 逮捕容疑は、自宅アパートの居室内で、会社員女性(51)=川越市下赤坂=の死体を遺棄した疑い。県警によると、「間違いありません」と容疑を認めている。女性については「顔見知り」として、殺害をほのめかす供述をしているという。遺体は浴槽に遺棄されており、目立った外傷はなかった。

 捜査1課によると、女性は7日に仕事を無断欠勤し、県内の勤務先から連絡を受けた長女が川越署に「別居中の母の所在が分からなくなった」と相談。行方不明届の提出を受けた県警が捜査していた。

■静かな住宅街「怖い」

 新座市野火止の自宅アパートに知人女性の遺体を遺棄したとして、男が逮捕された事件。現場のアパートはJR新座駅から徒歩約15分の静かな住宅街で、現場周辺は広範囲に規制線が張られ、物々しい雰囲気が漂っていた。

 アパートの近くに住む30代女性は、男を見かけたことはなく、男の部屋は雨戸のシャッターが閉まっており「人の気配がなく、空き家だと思っていた」と話す。8日夜には救急車や警察車両がアパートに集まっているのを目撃しており、「小さい子どもがいるので、こんな事件が近くで起きて怖い」と声を震わせた。

 近所の50代女性も「ここは静かな住宅街で、事件がこんなに近所だとは思わなかった。事件が起きて怖いが、ひとまず犯人が捕まって安心した」と話した。

 被害者の女性が連れ去られたとみられる川越市の自宅周辺は、住宅が点在する地域で、地域住民も夜はあまり出歩かないという。

 近所の男性(79)によると、男性の息子が6日午後10時ごろにもめているような雰囲気で、女性のような高い叫び声を聞いたという。女性とはあいさつをする仲だったといい、「気さくな方だった。トラブルなどは聞いたことがなかったのでびっくりした」と驚いた様子。

 50代女性は車で仕事に向かう女性をよく見かけていた。年明けに女性が在宅していたのを見ていたが、以降姿を見なくなったといい、「何があったのか知りたい」と不安そうに話していた。
 

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