埼玉新聞

 

うその確定申告で還付金1375万円をだまし取る 詐欺の疑いで団体職員の女を逮捕 e-Taxを利用して虚偽の内容を記した確定申告書などを提出 国税局が別件で調査していたところ、女の犯行が発覚 「犯罪だとは思っていなかった」と話す45歳

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 大宮署は5日、詐欺の疑いで、さいたま市北区大成町4丁目、団体職員の女(45)を逮捕した。

 逮捕容疑は2019年2月18日~21年1月10日ごろ、国税電子申告・納税システム(e-Tax)のホームページを利用し、5回にわたり虚偽の内容の事業収入額などを記した確定申告書などを提出して所得税の還付金を請求、計約1375万円をだまし取った疑い。「うその確定申告をして、還付金を受け取ったことは間違いないが、犯罪だとは思っていなかった」と供述しているという。

 署によると、女は実態がないのに音楽関係のアドバイザーとして、音楽関係の会社から所得を得ているとする虚偽の事業収入を記した7年分の確定申告書を提出していた。国税局が別件で調査していたところ、女の犯行が分かり、23年1月に大宮税務署が告訴していた。

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