男性死亡…乗る車が突っ込む 後部座席に乗車中だった 運転手は怖くて助けず…無免許、酒気帯び、ひき逃げの疑いで逮捕 当初「友人が事故を起こした」と説明 男性は8日後、息を引き取る
2025/04/15/10:37
川口市の市道で乗用車が事故を起こし、同乗していた男性=当時(33)=が死亡した事故で、県警交通捜査課と武南署は14日、自動車運転処罰法違反(無免許過失致死)と道交法違反(酒気帯び、ひき逃げ)の疑いで、住居職業不詳、ベトナム国籍の男(36)=入管難民法違反罪で起訴=を再逮捕した。
再逮捕容疑は1月14日午前1時50分ごろ、川口市差間の市道で、無免許で酒気を帯びた状態で乗用車を運転し、進路左側のガードレールに衝突して同乗するベトナム人男性が頭を強く打ったにもかかわらず、救護措置を取らずに車を放置し、現場から逃走した疑い。男性は同22日、外傷性くも膜下出血や脳挫傷により死亡が確認された。調べに対し、「初めての事故で怖くて逃げてしまった」と容疑を認めている。
同課によると、現場は片側1車線で、事故直後、男性は後部座席に乗っていた。男は事故を起こした約1時間後に近隣の交番に「友人が事故を起こした」と届け出た。県警は同14日に入管難民法違反で現行犯逮捕。ドライブレコーダーの精査などから男の犯行と特定した。
ほかにも同乗者がいた可能性もあり、同課などで詳しい原因を調べている。
■現場から複数人が逃げた(以下、初報記事)
1月14日午前1時53分ごろ、川口市差間の市道で、普通乗用車がガードレールに衝突する事故が発生。後部座席に乗っていた外国籍とみられる20~40代の男性が頭部などに重傷を負った。
武南署によると、同乗していた人物が救護措置を取らずに、その場から逃走していたが、事故後に川口市内の交番に、外国籍の男が「事故に関与した」と出頭したという。
同署は男から事情を聴くとともに、現場から複数人が逃げたという情報もあり、詳しい状況を捜査している。










