埼玉新聞

 

放置されるペット増加…飼い主の死亡、介護施設への入居で 保護団体も年間コスト800万円超でギリギリ

  • 「動物にも福祉の問題があることを知ってほしい」と話すNPO法人ねこひげハウス代表の石川砂美子さん(右)とボランティアスタッフの高橋章子さん

 健康管理や食事など十分な世話をされず、虐待や多頭飼育崩壊による劣悪な環境に置かれている猫や犬を救おうと、NPO法人「ねこひげハウス」は八潮市を中心に動物保護活動をしている。代表の石川砂美子さんは高齢者宅で飼われていたペットが飼い主の死亡や介護施設への入居などでそのまま自宅に取り残されるケースが増えていると指摘。「コロナ禍でペットを飼う人が急激に増えた。動物の命を軽く考えないで」と新たな社会問題化に警鐘を鳴らしている。

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