埼玉新聞

 

雪舟の生涯に迫る 三郷の古林さん小説出版 今年で生誕600年、謎多い足跡 作品の読みどころは

  • 5年ほど前から執筆を始め、約半年で書き上げた小説「天開の図画楼-雪舟等楊御伽説話」と古林青史さん

 日本の水墨画を革新し、画聖とたたえられる画僧雪舟。その生涯をつづった小説「天開の図画楼-雪舟等楊御伽説話」を、三郷市の古林(ふるばやし)青史(あきふみ)さん=ペンネーム=(63)が刊行した。謎の多い雪舟の足跡について綿密な調査を重ね、事実を書き込む一方、未解明の部分はファンタジーを織り交ぜた。「謎の部分と事実の部分、虚と実がどうつながるかを楽しんでほしい」と古林さん。今年で生誕600年を迎えた雪舟を見直すきっかけにもなれば、と語る。

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