埼玉新聞

 

血を流した同僚男性、搬送先で死亡…襲ったバイト男は、アパートの隣人だった 同僚女性は頭を切られる

  • さいたまの食品加工会社、包丁で刺されたベトナム男性死亡=さいたま市南区

 さいたま市南区の食品加工会社で従業員の男女2人が刺された事件で、浦和署は8日までに、顔などを負傷して救急搬送された、同区曲本4丁目、ベトナム国籍のアルバイト男性(27)が搬送先の病院で死亡したと発表した。

 同署は、2人を刺したとして殺人未遂容疑で現行犯逮捕された同僚のアルバイト男(34)の容疑を男性への殺人と女性への殺人未遂に切り替えて、動機や経緯を調べる。

 同署によると、3人は同市南区沼影2丁目の食品加工会社「CONNECT」で同じ作業場で働いていた。男は、その場にあった刃渡り約20センチの包丁で男性の顔や背中などを刺した。ベトナム国籍の女性アルバイト従業員(35)は頭部を包丁で切られたが、命に別条はないという。男は男性と同じアパートの隣りの部屋に住んでいた。

 男は「包丁で刺したが、殺すつもりはなかった」と容疑を一部否認しているという。

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