埼玉新聞

 

<新型コロナ>6人死亡369人感染、行田中央総合病院でクラスター 戸田中央総合病院は計200人に迫る

  • 埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

 県などは5日、新型コロナウイルス感染者を新たに369人確認したと発表した。1日に確認された感染者数としては過去最多。8日連続で200人超となった。感染者の内訳は、県発表が236人、さいたま市58人、川口市46人、川越市10人、越谷市19人。60~90代の男女6人の死亡も確認された。

 12月25、29日、1月1日に発表された4人について重複や取り下げがあり、累計感染者は1万5545人(チャーター便帰国者含む)となった。死者は226人(5日午後7時現在)。

 4日午後9時時点の重症者は68人、感染者の入院は815人、ホテル療養279人、自宅療養1898人。退院・療養終了は1万1726人。

 県管轄で詳細が判明したのは未就学~100歳超の男女201人。行田中央総合病院(行田市)では4日までに患者23人と職員6人の感染が確認され、県はクラスター(感染者集団)が発生したとみている。戸田中央総合病院では新たに7人が感染し計197人となった。

 県総合リハビリテーションセンターでは50代女性看護師が感染。3日に感染確認された医師と12月30日に共に勤務していた。

 さいたま市によると、70代男性が4日に死亡した。市内の死者は25人目。感染が判明したのは10歳未満~90代の男女58人。90代無職女性、80代無職女性は市内の別々の高齢者施設の入居者。市保健所が入居者らの検査を進める。小中学生の子ども3人を含む家族4人の感染が確認され、この家族を含め自宅療養は25人に上っている。

 川口市によると、新たに未就学から70代までの男女46人の感染を確認した。市保健所が検査を始めた20年3月から、これまでに多い日で20例前後だった。市は急増した原因を調べる。

 川越市によると、新たに10人の感染を確認。市によると、30~80代の男女。重篤者はいない。

 越谷市によると、感染が判明したのは20~60代の男女19人。越谷・松伏水道企業団に勤務する30代女性職員の感染が分かったが、職場内や市民との濃厚接触はないという。女性職員を含めて12人は、それぞれ家族や知人に陽性者がいた。

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