埼玉新聞

 

教諭免職、3人も…女児に「ギューできる」とメッセージ送った教諭「からかうつもりだった」 女児盗撮の教諭、スマホ4回もスカート下へ キスした教諭「女性は嫌がっていないが、今考えたら駄目だった」

  • 【ちなみ】教室=イラスト

    わいせつ行為の教諭3人を免職

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 埼玉県教育局は21日、勤務する南部地区の公立小学校で女子児童のスカートの中を盗撮した男性教諭(33)ら、わいせつ行為を行った教諭3人を懲戒免職処分としたと発表した。

 同局によると、教諭は2022年10、12月と23年2月に計4回、授業開始前の活動の時間に、タブレット端末上に伏せたスマートフォンを高学年の女子児童計2人のスカートの下に差し出し、動画を撮影。今年1月に県迷惑行為防止条例違反の疑いで上尾署に逮捕され、今月起訴された。同局の調べに対し「10代の女子児童の下着に性的興味があった」と話したという。

 西部地区の公立小学校の男性教諭(34)は担任していた6年生の女子児童に対し、23年3月から中学校入学後の4月まで、写真共有アプリ「インスタグラム」上でわいせつな表現を含むメッセージを送信した。送信した約700回のうち、50回は「好きでいてほしい」「ギューできる」「チューされてもいいの」「お尻触られてもいいの」など、わいせつな表現や不適切なメッセージだった。女子児童が相談した友人の保護者が地元の教育委員会に相談。教諭は「からかうつもりだった」と話した。

 川越市立高階中学校の教諭(23)は昨年4月と5月、朝霞市内に止めた自家用車内で知人の10代女性にキスや胸を触るなどのわいせつ行為を行った。12月に強制性交の疑いで朝霞署に逮捕された。同局の調べに「女性は嫌がってはいなかった」と述べたが、「認識が浅く、今考えれば駄目だった」と話した。

 県教育局によると、教諭のわいせつ事案は本年度13件に上り、過去10年では20年度の11件を超え、19年度の17件に次ぐ2番目の多さとなった。日吉亨教育長は「わいせつの不祥事が後を絶たず、重く受け止めている」とコメントを発表した。
 

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