埼玉新聞

 

<新型コロナ>44人感染、会社の同僚同士も 朝霞の教諭、家族に陽性者 川口の教諭も感染、臨時休校に

  • 県庁=さいたま市浦和区高砂

 県などは28日、新型コロナウイルス感染者を新たに44人確認したと発表した。感染者の内訳は、県発表が23人、さいたま市12人、川口市4人、越谷市5人。

 これまでに確認された感染者は5726人(チャーター便帰国者含む)、死者は106人(28日午後7時現在)。

 同日午後9時時点の重症者は9人、感染者の入院は227人、ホテル療養96人、自宅療養27人。退院・療養終了は5226人。

 県管轄で詳細が判明したのは20~80代の男女20人。さいたま市の20代女性は医療従事者で、陽性の友人と食事していた。朝霞市の20代男性は県内の教職員で、同居家族の陽性が確認されていた。

 県内の高齢者施設では、入所者の朝霞市の80代女性と職員のふじみ野市20代男性の2人が陽性となった。同施設では職員と入所者合わせて25人の検査を実施するという。

 27日午後発表分では、蕨市の20代と60代の会社員男性は県内の同じ会社に勤めており、同社に関連する陽性者はこれまでに確認された1人を含め3人となった。

 さいたま市によると、感染が判明したのは10~70代の男女12人。市内の学校に通う男子中学生と女子児童は兄妹で、同居家族に感染者が確認されていた。60代のパート女性は中等症で、現在は酸素吸引をしているという。

 川口市によると、20~70代の男女4人の感染を確認。うち1人は20代の市立中学校教員。市教委は濃厚接触者の調査・検査のため勤務する学校を29、30日の2日間臨時休校する。4人とも容体は安定しており、入院は調整中。

 越谷市によると、市内に住む10代~70代の男女5人の感染が判明した。20代の会社員女性は都内の職場で感染者が判明し、検査を受けた。

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