埼玉新聞

 

<新型コロナ>1人死亡、40人感染 高校生、保健所職員や高齢者施設の職員ら…感染した家族や友人と接触

  • 県庁=さいたま市浦和区高砂

 県などは23日、新型コロナウイルスに感染した越谷市民1人が死亡、新たに40人が確認したと発表した。新規感染者の内訳は県発表が32人、さいたま市2人、川口市5人、越谷市1人。

 これまでに確認された感染者は5561人(チャーター便帰国者含む)、死者は104人(23日午後6時現在)。

 23日午後9時時点の重症者は9人、感染者の入院は219人、ホテル療養115人、自宅療養32人。退院・療養終了は5052人。

 県によると、県管轄で詳細が判明したのは未就学児~80代の男女25人。吉川市の50代会社員男性と20代無職女性は同居家族で、これまでに感染確認された1人を含め、家族3人全員が陽性となった。上尾市の60代女性は県内の高齢者施設職員で、これまでに感染が確認された別居家族と接触があった。秩父市の20代女性は県内の医療機関に勤務しており、この医療機関での感染者は初めてという。

 さいたま市によると、感染が判明したのは男性2人。10代男性は県内の高校に通う生徒で、父親の感染が判明していた。30代男性は都内の会社に勤務、友人の女性が感染し、都内の保健所から検査依頼を受けていた。

 川口市によると、感染が判明したのは10~50代の男女5人。うち2人は同居の家族。いずれも容体は安定しているという。

越谷市によると、感染が判明したのは市内に住む40代会社員男性。死亡した市民1人について、市は年齢、性別を公表していない。

 川越市は23日、東京都在住の保健所保健総務課の40代男性職員が感染したと発表した。市によると、同居家族の感染が判明し、都内の医療機関でPCR検査を受け判明した。男性職員は医療機関の許可業務などを担当し、市民と接触することはなかったという。

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