埼玉新聞

 

<新型コロナ>50人感染 接待伴う飲食店従業員やクラスターのキャバクラ利用客 集まりあった家族ら

  • 県庁=さいたま市浦和区高砂

 県などは21日、新型コロナウイルス感染者を新たに50人確認したと発表した。新規感染者の内訳は県発表が30人、さいたま市12人、川口市8人。

 これまでに確認された感染者は5476人(チャーター便帰国者含む)、死者は103人(21日午後6時現在)。

 21日午後5時時点の重症者は10人、感染者の入院は219人、ホテル療養121人、自宅療養35人。退院・療養終了は4948人。

 県によると、県管轄で詳細が判明したのは10~80代の男女19人。幸手市の80代無職男性と70代無職女性、久喜市の10代外国籍男子学生と50代外国籍アルバイト女性はいずれも同居家族。八潮市の70代アルバイト女性は、感染が確認された60代の自営業男性が女性宅を訪問していた。

 また、19日に感染が確認された30代男性が勤める春日部県税事務所は、PCR検査対象の職員45人の陰性が判明したことから、21日午後より通常業務を再開した。

 さいたま市によると、感染が判明したのは10代~90歳以上の男女12人。60代無職男性と60代女性会社員、90歳以上の無職女性は家族で、都内に住む30代息子が既に感染していた。市内で家族の集まりがあったという。50代男性会社員と10代私立高校の男子生徒は親子で、既に20代の息子の感染が判明していた。20代女性は市内の接待を伴う飲食店の従業員。県の発表で、クラスター(感染者集団)が発生したキャバクラ「ナイトカフェ レジェ」の利用客の20代男性2人の感染が判明した。同店の感染者は計22人となった。

 川口市によると、感染が判明したのは大学生の20代男性、公務員の40代女性など男女8人。

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