埼玉新聞

 

<新型コロナ>浦和競馬場、入場者数を段階的に緩和 11月開催から2千人以内 感染状況で見直しも検討

  • さいたま市南区の浦和競馬場

 県浦和競馬組合は、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、現在1日当たり331人に制限している浦和競馬場の入場者数を、11月開催から2千人以内とし、来年3月開催からは4961人とするなど、入場者数の制限を段階的に緩和する。

 同組合によると、浦和競馬場の1日当たりの入場者数を11月開催は抽選による2千人以内とし、12月~来年2月開催は競馬場内の滞留入場者数を3千人以内、同3月からは同4961人以内とする。4961人は、指定席や一般席で一定の距離を保っての配席数と場内で1人当たり2メートル×2メートルの空間を確保できる人数を算出した。

 入場制限の緩和に際し、同組合は引き続き、国や県の接触確認アプリ導入の周知徹底をはじめ、入場時の検温や場内に手指消毒液を設置するなどして、感染防止対策を取っていく。

 今後の感染状況によっては、緩和の見直しを検討することもあるとしている。

 新型コロナの感染拡大を受けて、浦和競馬は3~7月に無観客開催を実施。8月開催からは、抽選方式で指定席の席数の約半分となる331人に制限し、観客の入場を再開していた。浦和開催の昨年度1日当たりの平均入場者数は3875人。

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