埼玉新聞

 

<新型コロナ>42人感染 陽性者と一緒に車に乗った男性も 感染広がる県東の飲食店、新クラスターか

  • 県庁=さいたま市浦和区高砂

 県などは30日、新型コロナウイルスの感染者を新たに42人確認したと発表した。感染者の内訳は県発表が35人、さいたま市3人、川口市2人、川越市1人、越谷市1人。これまでに確認された感染者は3904人(チャーター便帰国者含む)、死者は89人(30日午後6時現在)。

 30日午後9時時点の重症者は13人、感染者の入院は354人、ホテル療養90人、自宅療養114人、退院・療養終了3215人。

 県によると、これまでに従業員と客計6人の感染が判明している県東部の飲食店で、新たに利用客の40代男性会社員=草加市=が陽性となった。内訳は従業員4人、客3人の計7人で、県はクラスター(感染者集団)が発生したとみている。

 さいたま市によると、感染が判明したのは20~40代の男女3人。20代男性は都内の会社に勤務、車で一緒に移動した取引先相手が陽性者と分かり、濃厚接触者として都内の保健所から検査の要請があった。他の2人は感染経路不明。

 川口市によると、同市在住でフィリピン国籍の60代アルバイト男性と同市在住の30代会社員女性の2人の感染が新たに確認された。

 越谷市によると、同市在住の30代男性1人の感染が新たに確認された。男性は医療従事者で軽症という。

 川越市は、千葉県松戸市在住の20代医療従事者女性の感染を確認。県内の診療所に勤務。29日に市内の医療機関を受診し陽性と判明した。

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