埼玉新聞

 

<新型コロナ>64人感染、女性死亡 さいたまの県立高、県南県立学校、越谷小学生も感染 蓮田病院職員も

  • 県庁=さいたま市浦和区高砂

 県などは5日、新型コロナウイルス感染者を新たに64人確認し、県内居住の80代女性が入院先で死亡したと発表した。

 感染者の内訳は県管轄が37人、さいたま市14人、川口市5人、川越市1人、越谷市7人。これまでに確認された感染者は2623人(チャーター便帰国者含む)、死者は77人。重症者3人。感染者の指定医療機関への入院は86人、一般医療機関への入院は217人。ホテル療養は76人、自宅療養は116人。1139人が退院し、療養終了は848人となった(5日午後5時時点)。

 県によると、死亡した80代女性は基礎疾患があり、入院先の県内の医療機関で集団感染が起きていた。県管轄で詳細が判明したのは、小川町の未就学男児ら10代未満~50代の男女18人で、ほか19人は詳細を調査中。4日に判明し、詳細を調査中だった上尾市の40代医療従事者男性は蓮田病院に勤務しており、同病院の関係者は16人となった。

 県教育局は5日、県立岩槻高校でさらに3人の生徒の感染を発表し、同校の感染者は計8人になった。また、県南部の県立学校の児童生徒1人の感染が分かった。同校ではこれまでに教職員1人の感染が判明している。

さいたま市によると、新たに感染が判明したのは市内に住む県立高校の男子生徒3人を含む10~70代の男女14人。3人はいずれも通学先の高校に陽性者がいて、濃厚接触者と判断され検査を受けていた。2人は同じ高校。

 川口市によると、新たに感染が判明したのは、ミャンマー国籍の女性2人を含む30~50代の男女5人。いずれも容体は安定しているという。

 川越市によると、新たに感染が判明したのは会社員の40代女性の1人。勤務先に陽性者がいた。入院中で容体は安定しているという。

 越谷市によると、新たに感染が判明したのは市内の男子小学生ら10~80代の男女7人。小学生は夏休み中で家族以外の濃厚接触者はないという。

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