埼玉新聞

 

歯科医院狙う窃盗、草加など県南東部で60件発生 同一の複数犯か…数分間で現金盗み車で逃走/県警

  • 県警察本部=さいたま市浦和区高砂

 草加市や川口市など県南東部で今年1月以降、歯科医院を狙った侵入窃盗事件が約60件発生していることが17日、県警への取材で分かった。被害総額は少なくとも約800万円に上るとみられ、県警は同一犯による連続窃盗事件の可能性を視野に調べている。

 県警捜査3課によると、これまでに事件があったのは、草加市、越谷市、川口市などの歯科医院。16日深夜から翌17日未明にかけては、さいたま市内で歯科医院を狙った同様の被害が4件相次いで発生した。

 犯行は深夜から未明にかけて行われ、窓を割るなどして侵入。警備会社の警備員が来るまでの数分間の間に、レジや金庫内から現金を盗んで、車で逃走するという。防犯カメラの映像などから同課は複数犯による犯行とみて捜査を進めている。

 県警生活安全総務課は、被害に遭わないために、レジ内に現金を置いたままにするなど院内に現金を保管しないこと▽窓ガラスに防犯フィルムを貼る▽防犯カメラを設置する―などの対策を呼び掛けている。

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