埼玉新聞

 

<新型コロナ>キャバクラ客ら22人が感染 さいたまで女子中学生も1人…通っている学校は臨時休校に

  • 埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

 県などは9日、新型コロナウイルスの感染者が新たに22人判明したと発表した。内訳は、県発表が11人、さいたま市が3人、川口市と越谷市が各4人。これまでに確認された陽性者は1352人(チャーター便帰国者含む)、死者は67人、重症者は3人。感染者の指定医療機関への入院は43人、一般医療機関への入院は85人、ホテル療養は58人、自宅療養は36人。639人が退院し、療養終了は402人となった(9日午後5時時点)。

 県によると、県管轄で新たに感染が判明した11人のうち、詳細が分かっているのは20~80代の男性5人。蓮田市の80代無職男性が入院していた蓮田病院では、7日に40代医療従事者男性の陽性が判明している。同病院関係の感染者は2人目。上尾市の20代会社員男性は都内の勤務先に陽性者がいた。

 8日に陽性が判明し、調査中だった16人のうち、吉川市の20代会社員男性と越谷市の50代会社員男性は、陽性者と一緒に食事をしていた。

 さいたま市によると、新たに感染が判明したのは市立中学の女子生徒を含む男女3人。女子生徒の通っている中学校は10日を臨時休校にした。女子生徒は発熱などの症状で受診し、9日に陽性が判明した。軽症だという。ほかは40代の女性会社員と50代の男性。8日に感染が判明した20代の男性についてはクラスター(感染者集団)が発生し、店舗名の公表されていない大宮区のキャバクラの客と分かった。同店の客で感染判明は初めて。

 越谷市によると、市内在住の20~50代の男性4人の感染が確認された。このうち1人は外国籍の50代、もう1人は都内に勤務する20代の会社員。症状は4人とも軽症で、感染経路は分かっていない。

 川口市によると、新たに30代の会社員男性、20代の自営業男性、20代の無職男性、10代の学生女性ら男女4人の陽性が判明。いずれも渡航歴なしで、症状は安定しているという。30代男性と10代女性は入院、ほかの2人はホテルに収容された。

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