埼玉新聞

 

「花のみち」色とりどりに…毛呂山でコスモスなど見頃 老夫婦が育てた花畑、今や6千平方メートルに

  • コスモスが咲く休耕農地を案内する福田静子さん(左)=5日、埼玉県毛呂山町大谷木

    コスモスが咲く休耕農地を案内する福田静子さん(左)=5日、埼玉県毛呂山町大谷木

  • コスモスが咲く休耕農地を案内する福田静子さん(左)=5日、埼玉県毛呂山町大谷木

 埼玉県毛呂山町大谷木の通称「花のみち」で、コスモスをはじめとした秋の花々が見頃を迎えている。同所に住む福田静子さん(76)は20年ほど前、自宅などで四季折々の花を育て始め、3年前からは周辺の休耕農地にも拡大。現在は約6反(6千平方メートル)に、色とりどりの花が咲き誇る。

 この秋はコスモスのほか、アメジストセージ、葉を観賞するコリウスなどが楽しめるという。花々は福田さんが種をまいて育て、夫の朝夫さん(82)が草刈りを担当。福田さんは「子どもの頃から花が大好き。今年の夏は暑さが厳しく、水をあげるのが大変だったが、何とかきれいに咲いてくれた」とほほ笑む。

 口コミで評判が伝わり、東京都内から訪れる人もいるほど。近所に住む80代と70代の女性は「一年中咲いているので、毎日のように足を運んでしまう」と声を弾ませる。福田さんは「80歳になるまでは続けたい」と誓った。

 コスモスの見頃は、10日過ぎごろまで。問い合わせは、福田さん(電話049・294・4434)へ。

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