埼玉新聞

 

女性公務員1310万円被害 詐欺はがき信じ集合住宅に宅配便で現金送る 市報を見て詐欺疑い川口署に相談

  • 川口署=川口市西青木

 川口署は18日、川口市の公務員女性(59)が現金1310万円をだまし取られる詐欺被害に遭ったと発表した。

 同署によると、昨年12月4日、女性方に「消費料金に関する訴訟最終通告のお知らせ」と書かれたはがきが送られてきた。記載の連絡先に電話をかけると、法務省管轄支局訴訟最終通告センター職員を名乗る男らから「訴訟の取り下げに弁済供託金が必要」などと言われた。信じた女性は翌5日、市内の金融機関で弁護士を装う男が指定した口座に現金10万円を振り込んだ。

 その後も男らから同様の電話があり、同月14~26日、3回にわたって大阪府内の集合住宅宛てに現金計1300万円を宅配便で送った。

 今月12日、特殊詐欺被害に関する市報を見た女性が、自分も引っかかったかもしれないと詐欺を疑い、同署に相談した。

 同署で詐欺事件として調べている。

ツイート シェア シェア