埼玉新聞

 

<新型コロナ>所沢男性が感染 30人感染のクラスター・彩の国東大宮メディカルセンターの患者1人死亡

  • 埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

 県などは12日、新型コロナウイルスの感染者が新たに1人判明したと発表した。陽性と判明したのはこれまでに970人(チャーター便帰国者含む)で、退院327人とホテル・自宅療養終了の315人の計642人が既に回復している。12日午後5時時点で、指定医療機関に67人、一般医療機関に113人の計180人が入院中で、重症者は9人。ホテルへの宿泊療養は48人、自宅療養は57人となった。

 県によると、県管轄で新たに感染が確認されたのは所沢市の50代会社員男性。4月26日に発症し、38・4度の発熱があった。民間のPCR検査を実施し、8日に陽性と判明した。男性の同居家族2人の感染も確認されている。

 県の衛生研究所では12日に42件の検査を行い、全て陰性だった。

 さいたま市によると、県内の医療機関に入院していた80代の無職女性が12日に死亡した。30人のクラスター(感染者集団)が発生している「彩の国東大宮メディカルセンター」(北区土呂町)に入院していた患者で、同病院の死者は2人目。市内在住の死者は計8人となった。

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