埼玉新聞

 

大宮で男性死亡…30メートル転落、高層マンション10階で作業中 同僚ら目撃せず 置かれたままのヘルメット

  • 【地図】さいたま市大宮区

    建設現場で転落、男性作業員が死亡=さいたま市大宮区

  • 【地図】さいたま市大宮区

 27日午前9時10分ごろ、さいたま市大宮区仲町2丁目の高層マンション建設現場で、同市北区本郷町、建設作業員の男性(66)が転落、搬送先の病院で死亡が確認された。

 大宮署によると、男性は午前8時半から作業を開始。マンションの10階部分で階上の作業中、約30メートル下に転落した。

 現場には昇降機が取り付けられており、10階部分には転落防止のため乗降口に鉄パイプが仮設されていた。男性は発見時、ヘルメットや安全帯を装着しておらず、ヘルメットは10階部分に置かれていたという。同階にはほかの作業員5人がいたが、転落を目撃した者はいなかった。

 同署は業務上過失致死も視野に、事故などの可能性を含め詳しく調べている。

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