埼玉新聞

 

ロウバイが見頃、さいたま・見沼区「石井実生園」 300本から甘い香り 2月9日までロウバイ祭りも

  • 5種類、約300本のロウバイが見頃を迎えている石井実生園=24日午後、さいたま市見沼区

 さいたま市見沼区南中丸の「ハナミズキの森 石井実生園」でロウバイが見頃を迎えている。黄色く彩られた園内には甘い香りが漂い、一足早い春の訪れを告げている。

 同園は代表の石井克司さん(66)が「美しく咲いた花をただ散らせてしまうのはもったいない」との思いで、34年前から生産農場を一般に無料開放している。

 園内には、花の中に赤黄色の輪がある「満月ロウバイ」、輪がない「福寿ロウバイ」など5種類、約300本が咲いている。石井さんによると、今年は暖冬の影響もあり、ロウバイの開花が例年より10日ほど早いという。

 毛呂山町から訪れた笠原進さん(75)、恵美子さん(75)夫妻は「同じ黄色でも、よく見ると色が違う。多くの種類があり、素敵ですね」と熱心に観賞していた。

 石井さんは「暖かい気候が続き、長く見頃が続きそうなので、花の美しさを楽しんでほしい」と来場を呼び掛けている。

 同園では2月9日まで、ロウバイ祭りを実施している。ロウバイ枝木の販売のほか、石井さんが撮影したロウバイの写真も展示している。公開は午前10時~午後4時。

 問い合わせは、同園(電話048・684・2781)へ。

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