埼玉新聞

 

さらっちまうか…客引きと声掛けられた男性が口論、組員が男性暴行 容疑で逮捕「俺たちに気を付けないと」

  • 関係先の家宅捜索に入る県警の捜査員ら=21日午前9時35分ごろ、川口市内

 県警捜査4課と川口署は22日までに、傷害と暴力行為処罰法違反の疑いで、川口市峯、指定暴力団住吉会傘下組織幹部で無職の男(38)ら男4人を逮捕し、さいたま地検に送検した。

 他に逮捕されたのは、川口市上青木西4丁目、同組織組員で無職の男(24)、同市安行領根岸、会社員の男(21)、戸田市南町、男(32)。

 逮捕容疑は昨年9月29日午前2時50分ごろ、川口市西川口の路上で、会社員男性(33)と自営業男性(33)に、「ここら辺には俺たちみたいなのがいるから気を付けないと」「さらっちまうか」などと暴力団組織を背景に威力を示して脅迫。会社員男性に殴る蹴るの暴行を加え、頭部打撲などの2週間のけがを負わせた疑い。県警は認否を明らかにしていない。

 同課によると、32歳男は客引きとみられ、路上で男性2人に声を掛けた際に口論に発展。その後、組員の男ら3人が駆け付けて一方的に暴行した。組員の男ら4人は知人関係で、男性2人は中学の同級生で飲食に来ていた。

 目撃者の女性が110番。付近の防犯カメラには暴行の様子が映っており、組員の男らの関与が判明した。

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