埼玉新聞

 

埼玉出身「仮面女子」猪狩ともかさん、東京五輪・パラPRサポーターに「選手のすごさ、本当に尊敬した」

  • 大野元裕知事(左)から「SAITAMA PRIDEスペシャルPRサポーター」の認定証を手渡された猪狩ともかさん=6日午前、さいたま市浦和区の埼玉会館

 東京五輪・パラリンピックの埼玉開催をPRする「SAITAMA PRIDEスペシャルPRサポーター」に、アイドルグループ「仮面女子」のメンバーで県出身の猪狩ともかさん(28)が決定し、さいたま市浦和区の埼玉会館で6日に開かれた県の仕事始めの式で委嘱式が行われた。

 猪狩さんは2018年4月、強風で倒れてきた看板の下敷きになり、脊髄を損傷。両下肢がまひし、車いすでの生活となったが、各種パラスポーツに挑戦した経験から「スポーツの楽しさや魅力を知った。その素晴らしさを伝えたい」と語った。

 中学時代はソフトテニス部に在籍した猪狩さん。車いすテニスを自らプレーした際には「車いすさばきがすごく難しくて、ラケットを振るところまで最初はいけなかった。選手のすごさを感じて、本当に尊敬した」と実感を込めた。

 PRサポーターは発信力の高い県ゆかりのタレントなどに委嘱し、猪狩さんは9人目となる。

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