埼玉新聞

 

SNSに「殺害リスト」…埼玉県が34歳主任を戒告 在宅勤務中に「深く考えずに」ツイート、略式命令受けていた

  • 【役所】埼玉県庁=埼玉県さいたま市浦和区高砂

    埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

  • 【役所】埼玉県庁=埼玉県さいたま市浦和区高砂

 埼玉県人事課は16日、短文投稿サイト「ツイッター」で他の利用者を脅したとして、県出納総務課の男性主任(34)を戒告の懲戒処分としたと発表した。会員制交流サイト(SNS)上の脅迫で県が懲戒処分を行うのは初という。

 同課によると、主任は2021年8月、被害者がコメンテーターとして公開していた新型コロナウイルスに関するネット上の記事を読み、自分と合わない考えに立腹。在宅勤務時間中に自身のアカウントで、記事を引用した上で「殺害リスト」という言葉を用いて被害者への危害をほのめかすメッセージを投稿した。

 被害者は警察に被害届を出し、主任は22年12月に東京簡易裁判所から脅迫の罪で罰金10万円の略式命令を受けた。罰金はすでに納付したという。

 主任は県の調べに「深く考えずに投稿してしまった。自覚と慎みを持って職務に取り組む」と反省しているという。

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