埼玉新聞

 

<台風19号>ときがわと秩父、降水量が史上最大 埼玉に初の大雨特別警報 期日前投票所も一時閉鎖

  • 大雨特別警報、埼玉に初の発表

 大型で非常に強い台風19号で気象庁は12日、埼玉県に大雨特別警報を発表した。熊谷地方気象台によると、2013年8月30日の運用開始後、埼玉県に同警報が発表されるのは初めてという。熊谷地方気象台によると、12日午後3時時点で、ときがわ(350・0ミリ)と秩父市の上吉田(317・0ミリ)で24時間降水量で観測史上最大を記録した。

 埼玉県防災情報はこちら

 県は12日午前10時に被害情報の収集などに当たる災害即応室を設置。県消防防災課によると、同午後1時までに風にあおられて1人が転倒した。同時点で住宅被害はないという。さいたま市は午前10時時点で、市内の小学校など198カ所に避難所を開設した。

 県選挙管理委員会によると、参院埼玉選挙区補選(27日投開票)の期日前投票所173カ所のうち20市13町の44カ所(12日午後2時時点)が一時閉鎖した。久喜市では久喜市役所や商業施設のモラージュ菖蒲など6カ所の期日前投票所を閉めた。同時点で東松山市総合会館(午前8時半~午後2時半)とモラージュ菖蒲(午前10時~正午)は13日も一時閉鎖を予定している。

ツイート シェア シェア