埼玉新聞

 

南会津から雪4トンプレゼント、伊奈・北保育所で園児ら笑顔いっぱい 交流事業の一環「いつか伊南に来て」

  • 南会津町からプレゼントされた雪の滑り台で遊ぶ子どもら=伊奈町立北保育所

 「やった~雪だあ!」-。県内でまとまった雪がまだ降らない中、伊奈町立北保育所(田口和所長、園児112人)に23日、福島県南会津町から4トンの雪がプレゼントされた。伊奈町雪交流事業の一環として初めて行われた。

 南会津町は合併前の旧伊南町時代の「いなつながり」。伊奈町とは祭りなどの事業で交流を続けてきた。

 今回、南会津町職員が2トントラック2台で800袋の雪を運び込み、伊奈町職員らと共に朝7時半から2時間かけて大小2つの滑り台を園庭に造り上げた。

 かわいい声で「ありがとうございます」とお礼を言い、順番に思い切り遊ぶ子どもたち。2歳児のタンポポ組18人は小さい滑り台を何度も繰り返し「楽しかった」「冷たかった」と笑顔いっぱいだった。

 南会津町伊南総合支所町民課の菅家康夫課長補佐は「昨夜30センチほど積もった新雪を持ってきた。雪を見て何か感じてもらえたらうれしい。そして、いつか本当の雪を見に伊南に来てもらえれば」と話していた。

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