埼玉新聞

 

優美!垂れ下がる薄紫色の花房 樹齢450年以上の大藤が見頃 加須・玉敷公園、29日から「騎西藤まつり」

  • 見頃を迎えている県指定天然記念物の大藤=21日午前10時半ごろ、加須市騎西の玉敷公園

    見頃を迎えている県指定天然記念物の大藤=21日午前10時半ごろ、加須市騎西の玉敷公園

  • 見頃を迎えている県指定天然記念物の大藤=21日午前10時半ごろ、加須市騎西の玉敷公園

 埼玉県加須市騎西の玉敷公園で、県指定天然記念物の大藤が早くも見頃を迎えている。市観光協会によると、例年より10日ほど早く満開状態になっている。29日からは協会主催の「騎西藤まつり」が開かれる。

 大藤は推定樹齢450年以上。幹回りは約4・8メートルあり、枝張りは約700平方メートルの棚に広がっている。1メートル以上に垂れ下がる薄紫色の花房は優美で、多くの人が写真を撮っている。

 コロナ禍で、昨年までイベントは縮小され、飲食などの露店出店は中止されていたが、今回からほぼ通常通りに戻るという。まつりの期間中は、野外ステージで歌や楽器演奏、踊りが展開される。

 30日には川越藩行列保存会による江戸時代行列が、5月3日は相馬流山踊り保存会による相馬流山踊りなどが行われる。

 問い合わせは、騎西総合支所地域振興課(電話0480・73・1111)へ。

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