埼玉新聞

 

「安全保障技術研究」に応募急増 費用助成、11大学が初採択

  •  安全保障技術研究推進制度への応募件数

     安全保障技術研究推進制度への応募件数

  •  安全保障技術研究推進制度への応募件数

 防衛省は20日、軍事技術に応用可能な基礎研究に費用を助成する2026年度の「安全保障技術研究推進制度」に47件の研究課題を採択したと発表した。制度が始まった15年度以降で最多となる560件の応募があり、前年度の340件から急増した。大学や学校関連からの応募は291件に上り、名古屋大や大阪大、慶応大など計11大学は初めて採択された。この制度は、科学が利用され「軍事研究」を助長する恐れが強いとして学術界で懸念が根強い。

 防衛省によると、26年度の予算額は約129億円。外部有識者による審査で47件を選んだ。代表者の所属機関が大学だったのは30件。公的研究機関が11件、企業などが6件だった。

 制度開始以来、応募件数は100件前後で推移してきたが、24年度に203件へ増加。25、26年度もさらに増えた。同省の担当者は「制度の周知に努めた成果だ」と説明している。

 採択数を、大学別に見ると、東北大、信州大、大阪大が各3件、北海道大、神戸大、九州大、熊本大、兵庫県立大が各2件で続いた。

ツイート シェア シェア