埼玉新聞

 

「狭山事件」知って 浦和区でパネル展、12日まで

  • 石川一雄さんの半生を振り返るパネル展=7日、さいたま市浦和区の浦和コミュニティセンター

    石川一雄さんの半生を振り返るパネル展=7日、さいたま市浦和区の浦和コミュニティセンター

  • 石川一雄さんの半生を振り返るパネル展=7日、さいたま市浦和区の浦和コミュニティセンター

 1963年に狭山市で女子高校生が殺害された「狭山事件」で、無期懲役が確定した後も冤罪(えんざい)を訴え続け亡くなった石川一雄さんの訴えの歩みを紹介するパネル展が12日まで、さいたま市浦和区の浦和コミュニティセンターで開催されている。事件当時の写真や再審請求の過程をパネルとともに振り返る。入場無料。

 石川さんは77年に無期懲役が確定し、94年に仮出所。無罪を訴え続けていたが、第3次再審請求を申し立てていた2025年3月、86歳で亡くなった。妻の早智子さん(79)が同年4月から第4次再審請求を申し立てている。

 パネル展は今回で5回目。石川さんが逮捕された当時の新聞記事や、本人だけでなく、親族や支援者らが冤罪を訴え続けてきた記録など30枚のパネルを展示する。主催する県南・石川一雄さんを支援する会事務局の古河誠さん(77)は「狭山事件は部落差別や人権問題にもつながる。改めて事件のことを考えてもらい、若い世代にも狭山事件のことを知ってほしい」と話した。

 開催時間は午前10時から午後5時(12日は午後4時まで)、浦和コミュニティセンター9階、多目的展示コーナー。10日午後7時から同階の第15会議室で、石川さんの人生を石川さんが詠んだ短歌と共にたどる一人芝居「石蕗(つわぶき)の花」が開催される予定で、さいたま市の元中学教師の岩崎正芳さんが演じる。参加無料。

 詳しくは、事務局の古河さん(電話090・2630・9402)へ。

ツイート シェア シェア