埼玉新聞

 

埼玉の企業倒産は194件 26年の上半期、3年ぶり200件台下回る 産業別では7期連続で建設業が最多 サービス業他、製造業と続く 大型倒産は3件 要因別では販売不振が圧倒的に多く 倒産予備軍は増勢傾向に

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    倒産予備軍は増勢傾向に

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 東京商工リサーチ埼玉支店が6日発表した2026年上半期(1~6月)の県内企業倒産状況(負債額1千万円以上)は、前年同期比27件(12・2%)減の194件、負債総額は63億3700万円(27・1%)減の170億3千万円だった。倒産件数が200件台を下回るのは3年ぶり。負債総額は過去10年間で、23年上半期(146億3400万円)に次いで2番目に少ない水準となった。

 産業別では、建設業が53件(構成比27・3%)で最多。サービス業他が50件(同25・8%)、製造業が24件(同12・4%)で続いた。建設業が最多となるのは20年上期から7期連続。全10産業中、運輸業が前年同期比で7件増の18件(同9・3%)、不動産業が2件増の5件(同2・6%)と増加。一方、6産業が前年同期を下回り、製造業が14件減、サービス業他が12件減と目立った。

 負債額別では、1千万円以上5千万円未満が129件(同66・5%)と最も多く、5千万円以上1億円未満が34件(同17・5%)、1億円以上5億円未満が25件(同12・9%)で続いた。

 10億円以上の大型倒産は、農業用ドローン開発・販売のナイルワークス(さいたま市南区、負債総額25億円=5月)など3件だった。

 要因別では、販売不振が164件(同84・5%)と圧倒的に多く、既往のしわ寄せを加えた「不況型倒産」は179件(同92・3%)だった。

 業歴別では、10年未満が55件(同28・3%)、10年以上20年未満が52件(同26・8%)、20年以上30年未満が29件(同14・9%)、30年以上が41件(同21・1%)と満遍なく発生した。

 今後も各産業界で原材料や資材価格の高止まり、輸入品の調達難で利益確保が困難な状況が続くと予測され、同支店は「倒産予備軍は増勢傾向にある」と分析した。

 6月単体の倒産件数は前年同月比1件(2・9%)増の36件で2カ月ぶりに30件を突破した。負債総額は40億5400万円(58・3%)減の29億500万円だった。

 帝国データバンク大宮支店が6日までに発表した26年上半期の県内企業倒産集計(負債額1千万円以上、法的整理)は前年同期比28件(12・7%)減の193件、負債総額は46億3千万円(21・1%)減の172億9千万円だった。6月単体では前年同月比2件(5・6%)増の38件、負債総額は39億2100万円(57・6%)減の28億8200万円だった。

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