埼玉新聞

 

20代女性「下半身を触られた。マッサージと称し」…男性に無罪判決 障害者施設で事件 女性の供述が変遷「触られていない」 施設関係者に「触られたと言いなさい」と言われ、検察側も断片的な音声を示す…裁判長「女性の供述を信用できない」

  • 【裁判所】さいたま地裁=さいたま市浦和区高砂

    さいたま地裁=さいたま市浦和区高砂

  • 【地図】川口市

    川口市の位置

  • 【裁判所】さいたま地裁=さいたま市浦和区高砂
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 昨年2~3月にかけて、川口市内の障害者施設に入居していた20代女性が元職員の男性から体を触られたとされる事件で、不同意わいせつの罪に問われた男性(46)=さいたま市=の判決公判が1日、さいたま地裁で開かれた。井下田英樹裁判官は、女性の供述が変遷していることなどを挙げ、「女性の供述を信用することはできない」として、無罪(求刑・懲役1年6月)を言い渡した。

 井下田裁判官は判決理由で、女性は検察官が被害状況を聴き取る司法面接の際、施設内で被告から足つぼマッサージと称して足の裏や下半身を触られたとしていた一方で、公判中には下半身を触られた事実はないと供述を変遷させていたと指摘。

 女性は公判で施設関係者から「下半身を触られたと言いなさい」と言われたとも供述していることに触れ、司法面接での供述が相当性を欠いている可能性があるとした上で、「証拠能力を肯定することはできない」とした。

 また検察側は防犯カメラの音声を示し、下半身を触られたとする女性の司法面接時の供述を裏付けると主張していたが、判決は音声が断片的であるなどと指摘して退けた。

 県警は昨年5月20日、被告を不同意わいせつ容疑で逮捕するなどしていた。

 さいたま地検は「判決内容を精査し、適切に対処したい」としている。

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