埼玉新聞

 

男性遺体、身寄りなく…所持品を管理していた男性主任を懲戒処分 所持品のカードで現金を引き出していた疑い…逮捕され不起訴、理由は 「魔が差した。申し訳ない」と語った39歳

  • 【役所】坂戸市役所=埼玉県坂戸市千代田

    坂戸市役所=埼玉県坂戸市千代田

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 坂戸市は16日、他人名義のキャッシュカードを使い現金計320万円を盗んだなどとして、職員課付の男性主任(39)を懲戒免職処分にしたと発表した。

 市によると、男性主任は福祉総務課保護係に勤務していた2024年11月3~17日、坂戸市内の金融機関のATMで、不正に入手した他人名義のキャッシュカード1枚を使用し、7回にわたり現金計140万円を盗んだとされる。また、不正に入手した同名義の他の金融機関のキャッシュカードを使い、現金180万円を盗んだとされる。男性主任は「自分でやった。魔が差した。申し訳なかった」と市に話しているという。

 男性主任は1月に窃盗容疑で西入間署に逮捕、不起訴処分となった。

 市によると、男性主任は当時、身寄りのない遺体の所持品を管理するなどの業務を行っていたという。

 また、市は福祉総務課長(当時)の50代職員を減給10分の1(1カ月)、同課保護係長(同)の40代職員を戒告の処分にした。

 石川清市長は「心より深くおわびする。市民からの信頼を大きく損ねてしまう事態となってしまったことは痛恨の極み。信頼回復に努めていく」とコメントした。

■不起訴の理由を説明「起訴しないとの判断に至った」(以下2月4日配信の記事)

 身寄りのない遺体の所持品を管理していた坂戸市職員が、保管していたキャッシュカードを使用して現金を引き出したとして、窃盗の疑いで逮捕されていた、同市福祉総務課保護係主任の男性(39)について、さいたま地検川越支部は1月30日付で不起訴処分とした。「警察と共に捜査を尽くした結果、起訴しないとの判断に至った」としている。

■「私がやった。間違いない」と容疑を認めていた(以下1月24日配信の初報記事)

 身寄りのない遺体の所持品を管理していた坂戸市職員が、保管していたキャッシュカードを使用して現金を引き出したとして、西入間署は1月22日、窃盗の疑いで、坂戸市福祉総務課保護係主任の男(39)=東京都板橋区成増3丁目=を逮捕した。

 逮捕容疑は2024年11月3日午後4時25分ごろから同月17日午前9時45分ごろまでの間、坂戸市内の金融機関に設置されたATMで、不正に入手した他人名義のキャッシュカード1枚を使用して、7回にわたって現金計140万円を引き出して窃取した疑い。「私がやったことに間違いない」と容疑を認めている。

 同署によると、22年8月、身寄りのない坂戸市の70代男性の遺体を同署から市役所に引き渡した。昨年7月23日、弁護士が「死者の財産整理をしたところ、死亡後に現金の引き出しがある」と署に相談。防犯カメラの捜査などから男の犯行と特定した。

 市福祉総務課によると、保護係では生活保護の業務や身寄りのない人の遺体や遺留金品の管理を行っていた。遺留金品は市が管理する金庫で保管され、課長の許可で出し入れが可能だった。市職員課は「詳細を確認中で、事実であれば厳正に対処していく」とコメントした。

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