埼玉新聞

 

クマ被害防止へ地域ごと捕獲目標 政府、30年度までの工程表策定

  •  首相官邸で開かれたクマ対策の関係閣僚会議=27日午前

     首相官邸で開かれたクマ対策の関係閣僚会議=27日午前

  •  首相官邸で開かれたクマ対策の関係閣僚会議=27日午前

 政府は27日、クマ被害対策に関する2030年度までのロードマップ(工程表)を策定した。現在の推定個体数から地域ごとの捕獲目標を設定し、30年度時点の目標個体数を盛り込んだ。クマの捕獲作業に従事する自治体職員数や資機材数も示し、自治体の体制整備を図る。

 工程表は30年度の各地域の個体数を東北1万2千頭、関東2千頭、中部1万1千頭、近畿・中国6400頭と設定。北海道は管理計画で34年に8200頭と定めている。

 26年度の捕獲目標は東北3800頭、関東600頭、中部3500頭、近畿・中国900頭とし、北海道は25~34年に計1万2540頭とした。

 これらの数値は暫定値で、環境省は26年度以降、全国統一的な手法で個体数の調査・推計を実施し、それを踏まえて各自治体が適切な捕獲目標を定める。調査は被害の多い東北から始め、順次展開していく。

 クマの捕獲作業などに従事する自治体職員数の目標は、現在の3倍となる2500人。整備する資機材は、箱わなが1万個、撃退スプレーは2万本とした。

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