埼玉新聞

 

「競馬に使う資金を得るために」…埼玉県警の警察官を懲戒免職 事件証拠品のトレーディングカードや一般住宅で現金などを盗む 住居侵入と窃盗罪で逮捕、起訴

  • 【警察署】羽生署=埼玉県羽生市東

    羽生署=羽生市東

  • 【警察署】羽生署=埼玉県羽生市東

 事件証拠品のトレーディングカードや一般住宅の現金などを盗んだとして、埼玉県警は26日、羽生署刑事課の男性巡査(25)を懲戒免職処分としたと発表した。

 県警監察官室によると、男性巡査は昨年11月4日から15日ごろまでの間、羽生警察署などで証拠品として保存されていた人気アニメトレーディングカード10枚(時価計77万500円相当)を窃取し、同月21日と27日、羽生市内の一般住宅に侵入し、現金65万円、貴金属類など9点(時価計89万5500円相当)を窃取したとされる。男性巡査は住居侵入と窃盗罪で逮捕、起訴された。

 男性巡査は2023年4月の拝命後、同年9月から同署地域課で勤務し、昨年3月から刑事課に配属されていた。カードは別の窃盗事件で証拠品として押収され、同署の証拠品保管庫に保管されていた。その後、別件の検視のために過去に訪れた市内の一般住宅に赴き、敷地内に隠されていた玄関のスペアキーを使い現金などを窃取した。「競馬に使う資金を得るために金品を窃取した」などと話しているという。

 男性巡査の処分と併せて、同署刑事課長の50代男性警部、巡査の上司だった50代男性警部補をそれぞれ本部長訓戒、所属長注意の処分とした。

 県警の斎藤克也首席監察官は、「捜査および調査の結果を踏まえ厳正に処分した。証拠物件の保管取り扱い要領の見直しとともに、職員に対する職務倫理教養を徹底し、再発防止に努めたい」とコメントした。

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