埼玉新聞

 

自分を殴ったラーメン店店長を逮捕、襲われたふりか 顔面に傷 売上金を横領したくて「強盗に67万円を奪われた」とウソの通報をした疑い 防カメに強盗の姿なし スマホの検索履歴に「自作自演強盗被害」

  • 【ちなみ】パトカー7=事件事故イメージ

    埼玉県警

  • 【地図】滑川町

    滑川町の位置

  • 【ちなみ】パトカー7=事件事故イメージ
  • 【地図】滑川町

 自身が店長を務めるラーメン店で売上金を奪われた強盗事件の被害を受けたと、うその申告をして警察官の業務を妨害したとして、埼玉県警捜査1課と東松山署は29日、偽計業務妨害の疑いで、鴻巣市富士見町、飲食店店長の男(36)を逮捕した。県警は男が売上金を横領したとみて、捜査を進めている。

 逮捕容疑は昨年10月23日午後9時40分ごろ、「刃物で脅されて現金を奪われた」と虚偽の110番をして、警察官の業務を妨害した疑い。「売り上げを横領するため」などと容疑を認め、売上金はパチンコや生活費として使ったとも供述しているという。

 男は滑川町羽尾の「熊本ラーメン育元滑川本店」の店長で、売上金の管理などを担っていた。営業を終えた後に店舗の外に出たところ、何者かに殴られ現金約67万円を奪われる被害に遭ったと申告していた。

 県警は強盗致傷事件として捜査したが、現場周辺の防犯カメラなどに犯人とみられる人物の姿が確認できないなど不審な点が判明。男のスマートフォンを解析したところ、「自作自演強盗被害」などと検索していたことが分かり、犯行が浮上した。殴られた際にできた顔面の傷は「自分で殴った」などと供述しているという。
 

ツイート シェア シェア