視覚で違いが判別可能に 緊急走行時に0・5秒に1回点滅する新型赤色灯を搭載したパトカー 埼玉県警が導入 聴覚障害者に配慮
2026/01/05/10:52
県警は12月23日、聴覚障害者に配慮した赤色灯を搭載するパトカーの運用を開始した。新型の赤色灯を搭載した警察車両は小型パトカーなどが既に導入されており、通常のパトカーの導入は全国で初めて。
導入されたのは、大宮西署、武南署、朝霞署、狭山署、深谷署の5署で、1台ずつ配置された。従来の赤色灯を搭載したパトカーは、パトロール時と緊急走行時の点灯の仕方が同じで、緊急時はサイレン音を鳴らすことで差別化していたが、聴覚に障害のある人には判別できなかった。
これを受けて、全日本ろうあ連盟が警察庁に対し、「パトカーの警走を判別できるようにしてほしい」と要望。車両機器メーカー「パトライト」(東京都品川区)が製作した小型パトカーが2024年10月から、交通事故処理車で全国に配備が進められている。
新型赤色灯は、パトロール時は2秒に1度ゆっくりとした間隔で点滅。緊急走行時には0・5秒に1回の点滅で、パトロール時と緊急走行時の違いが視覚で判別できる。
県聴覚障害者協会の岡野敏昭事務所長は「まだ走行中に出合ったことがなく、運転中に判断できるか気になる」とした上で、「今回の新型灯は、はっきり違いがある」と述べた。同課の土屋幹男次席は「今後もさまざまな要望を聞き、県民の安全に寄り添いたい」と話した。









