高校生がミニ門松 正月に向けて製作、有料道路の休憩所で配布 4月に統合される皆野高校、今回が最後に
2025/12/29/12:12
皆野町大渕の県立皆野高校の生徒が26日、正月に向けて製作したミニ門松100個を同町下田野の秩父やまなみ街道(国道140号皆野寄居有料道路)の休憩所で無料配布した。
同校と県道路公社が連携した門松づくりの取り組みは2013年から実施。来年4月に県立秩父高校との統合が決まっているため、皆野高生徒が参加するのは今回で最後になる。
3年生26人は、18日に高さ約30センチのミニ門松を製作。道路公社管理用地の間伐材を活用し、3本の竹にナンテンの実や扇などを飾り付けた。
配布には生徒会メンバー4人が参加。開始前から行列をつくっていた運転手らに、「良いお年を」と声をかけながらミニ門松を手渡した。
同校3年相沢遙花さん(18)は「この活動を続けてこられたのは、道路関係者と毎年受け取りに来てくれる皆さんのおかげ。来年は生徒全員が笑顔で卒業したい」と話した。
4年前から毎年門松を受け取りに来る深谷市の猪狩栄子さん(76)は「丁寧に作ってくれているので、もらうのが毎年の楽しみだった。歴代の皆高生に感謝したい」と笑顔で語った。
皆野寄居有料道路管理事務所の斉藤昌美所長は「門松配布の継続は難しいかも知れないが、今後も地域と連携した事業を実施していく」と話していた。









