埼玉新聞

 

米FBI本部庁舎は「永久閉鎖」 老朽化で近隣に移転、長官発表

  •  米連邦捜査局(FBI)の本部庁舎=5月、ワシントン(ロイター=共同)

     米連邦捜査局(FBI)の本部庁舎=5月、ワシントン(ロイター=共同)

  •  米連邦捜査局(FBI)の本部庁舎=5月、ワシントン(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】米連邦捜査局(FBI)のパテル長官は26日、老朽化が問題になっていた首都ワシントンのFBI本部庁舎を「永久に閉鎖し、安全で近代的な施設に移転する計画を最終決定した」とX(旧ツイッター)で発表した。トランプ政権が廃止した国際開発局(USAID)が入っていた近隣のビルに移る方針。具体的な移転時期には言及しなかった。

 パテル氏は投稿で「既存のビルを選ぶことで数十億ドル(数千億円)も節約できる」と説明。トランプ大統領や議会と協力したとして「他の誰にも成し遂げられなかったことだ」とアピールした。

 米メディアによると、移転先はバイデン前政権時代の2023年に東部メリーランド州とすることが決まっていたが、トランプ氏が覆していた。メリーランド州のムーア知事(民主党)はこの決定を不服として提訴している。

 本部庁舎は初代FBI長官の名前を冠した「J・エドガー・フーバー・ビルディング」。1975年にオープンし観光名所となってきたが、パテル氏は「安全ではない」と懸念を示していた。

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