鴻巣署は25日、北本市の男性会社員（60）が特殊詐欺で現金3482万円をだまし取られたと発表した。

　同署によると、7月20日から約4カ月間にわたり、交流サイト（SNS）を通じて知り合った者から、「投資の学習グループには多くの初心者の方が参加しています」「安心リタイア資産形成プランに参加するために名前や投資予定金額を教えてください」「優良株の情報があります」「マネーロンダリング防止システムが作動したため、保証金を支払ってください」などとメッセージがあった。信じた男性は9月10日から11月19日までの間、10回にわたり、インターネットバンキングを使用して指定された口座に現金3482万2227円を振り込んだ。その後、金融機関から問い合わせがあり、被害に気付いた。