埼玉新聞

 

「置き配」の荷物盗み、フリマアプリに出品し換金 荷物を繰り返し盗んだ疑い、男を逮捕 窃盗品とみられる商品、男の自宅に400点以上 金に困り、近所の置き配に目を付けたと話す34歳

  • 「置き配」窃盗事件で押収された被害品(県警提供)

    「置き配」窃盗事件で押収された被害品(県警提供)

  • 「置き配」窃盗事件で押収された被害品(県警提供)

 玄関先に配達する「置き配」の荷物を繰り返し盗んだとして、飯能署は12日、窃盗の疑いで、日高市高萩、無職の男(34)をさいたま地検川越支部に追送検した。飯能、日高市など県西部6市町で発生した同様の窃盗事件33件(時価計40万9606円相当)を確認し、うち29件(同35万9762円相当)を追送検して、捜査を終結した。

 追送検容疑は2024年1月5日~25年6月25日までの間、日高市内のアパートの敷地内など28カ所で、置き配された商品計53点を盗んだ疑い。

 男は金に困っていたところ、近所の置き配荷物に目を付けたといい、「生活費のため、換金目的で盗んだ」と容疑を認めているという。男の自宅には、窃盗品とみられる商品が400点以上見つかった。

 同署によると、管轄内で置引被害が多発して捜査を開始。シャツやベルトなどの衣料品や食料品、漫画本、毛抜きなど、窃盗被害品と一致する商品をフリーマーケットアプリに多数出品しているアカウントを発見した。6月17日に川越市内のアパートで置き配のブルーレイディスクセットを置引したとして、同署は7月2日に男を窃盗の疑いで逮捕した。

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