妻が1530万円を失う 勉強会グループに招待された会社員55歳、指導者を信じて送金 さらにウソの画面を見させられ利益が出たと勘違い その後、料金を請求され異変…夫に相談し詐欺発覚
2025/12/09/09:22
埼玉県警大宮署は2日、さいたま市北区の会社員女性(55)が交流サイト(SNS)を通じて現金合計約1530万円をだまし取られる投資詐欺被害に遭ったと発表した。
同署によると、女性は今年8月中旬ごろ、SNS上に表示された広告をクリックしたところ、株の勉強会が行われていた無料通話アプリのグループチャットに招待された。その後投資の指導役をかたる人物から「株の購入はプロのトレーダーが行うため、ご自身は毎日の通知を受け取り、取引指示に従って売るだけです」「出金にはサービス料を支払う必要があります」などとメッセージがあり、信じた女性は9月23日から11月14日までの間、10回にわたって被疑者が指定した口座に現金を振り込んだ。
女性は投資サイトへの登録を指示され、サイト上では利益が出ているように表示されていた。引き出そうとしたところサービス料を請求され、さらに口座が凍結したとして凍結解除名目で保証金を請求された。利益が振り込まれないことを不審に思い、夫に相談したところ、詐欺被害に気付き、11月21日に同署に相談した。同署で詳しい経緯を調べている。










