爽やかな初冬の香り、ほのかに…ブランドユズ「桂木ゆず」が収穫期 秋が短かく色づき遅れるも品質は例年並み 毛呂山の特産、関東を中心に出荷 収穫は12月下旬ごろまで
2025/11/23/14:24
毛呂山町で特産のブランドユズ「桂木ゆず」が収穫期を迎えた。明るい黄色に育った実が、爽やかな初冬の香りをほのかに漂わせている。
同町滝ノ入にある串田健次さん(73)の畑では、大小100本余りのユズの木が植えられている。収穫作業は11月中旬から始まった。ユズは枝のとげに注意を払いながら、一つずつはさみで切り離していく。
今年は秋が短かったことなどから、ユズの色づきが1週間ほど遅れた。品質は例年並みという。串田さんの畑では400~500キロの収量を見込んでいる。桂木ゆずについて串田さんは「肉厚で香りも強い。全国の人に味わってほしい」と話す。
同町はユズの生産が盛んで、JAいるま野毛呂山柚子部会には約50軒が加入する。桂木ゆずは関東を中心に出荷される。町内の収穫作業は12月下旬ごろまで続くという。










