埼玉新聞

 

<成人式>サプライズにムーミン登場 飯能の式典でスペシャルゲスト、新成人大喜び お祝いの言葉も

  • 式典で大久保勝市長(左)と共に新成人を祝福するムーミン=13日午後、飯能市飯能の市民会館

 県内では13日、全63市町村のうち46市町村で成人式が開かれた。平成最後となる式典に、新成人たちは大人としての責任を自覚した上で、「助け合って支え合える時代に」などと、次代を担う思いを語った。14日の「成人の日」には、さいたま市など17市町で成人式が行われる。

■ムーミンも祝福

 飯能市の成人式は同市の市民会館で、新成人約600人が参加して行われた。市内の宮沢湖畔で3月16日にムーミンのテーマパークがグランドオープンする。式典のスペシャルゲストとして、ムーミンがステージに姿を現すサプライズもあり、新成人が歓声を上げ喜んでいた。

 「皆さんに大きなプレゼントがあります」と、祝辞に立った大久保勝市長の合図で登場したムーミン。どよめく新成人を前に、ムーミンはステージで愛くるしいしぐさを振りまいた。遠藤芽香さん(19)は「ムーミンには盛り上がった。意外と動きが機敏で、かわいかった」。あでやかな振り袖姿の中野るいさん(20)は「ムーミンから、かわいいねって、お祝いの言葉が聞こえてきた」と大喜びしていた。

 式典の最後に新成人を代表して細田貴大さん(19)と平沼望さん(20)が、「二十歳のメッセージ」を表明した。細田さんは「人としての成熟は、『考えること』にある。ふとした時に思考できるということが、一歩前に踏み出す鍵となる」。平沼さんは「多くの人と関わり、その人を大切にする。そんな大人になりたい」と誓った。

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