埼玉新聞

 

自営業男性、3千万円失う 投資先を探そうとサイトにアクセス→グループチャットへ 投資の指導役「安定した収益を目指す」 信じた男性、20回振り込む その後、訪れた親族に投資の話…親族が気付いて通報

  • 【地図】さいたま市大宮区

    投資名目詐欺、3千万円被害=大宮区

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 埼玉県警大宮署は10日、さいたま市大宮区の自営業男性(74)が交流サイト(SNS)を通じて現金3千万円をだまし取られたと発表した。

 同署によると、男性は6月中旬、投資先を探そうと投資サイトにアクセスしたところ、無料通話アプリで投資に関するグループチャットへ案内された。投資の指導役を名乗る人物から「人工知能(AI)によるインテリジェント取引機能を全面開放」「機関投資家の視点で銘柄を選び、資金の動きを読み解き、安定した収益を目指します」などとメッセージがあり、話を信じた男性は7月21日~9月13日、インターネットバンキングを利用して20回にわたり、指定された口座に計3千万円を振り込んだ。

 9月14日に親族が男性宅を訪れ、投資の話をした際、親族が詐欺と気付いて通報した。同署で詐欺事件として捜査している。

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