埼玉新聞

 

20代娘にわいせつ行為、母と買い物中…生活支援の男逮捕、体を触った疑い 恐怖の40分間 娘は知的障害で同意の意思表示が困難、車から母が離れ…2人きりになってから犯行「合意があった」

  • 【ちなみ】パトカー1=事件事故イメージ

    埼玉県警

  • 【地図】春日部市

    知的障害女性にわいせつ、容疑の施設職員を逮捕=春日部市

  • 【ちなみ】パトカー1=事件事故イメージ
  • 【地図】春日部市

 昨年9月、知的障害を持つ女性に対して車両内でわいせつな行為をしたとして、埼玉県警捜査1課、朝霞署、春日部署の合同捜査班は25日、不同意わいせつの疑いで、さいたま市見沼区南中野、障害者施設職員の男(47)を逮捕した。

 逮捕容疑は昨年9月30日午後5時15分ごろから同55分ごろまでの間、春日部市内などで駐車中の車両内で県内居住の無職20代女性に対し、体を触るなどのわいせつな行為をした疑い。県警は同意の意思を示すことが難しい女性に対し、犯行に及んだとみている。調べに対し「車の中で体を触るなどしたことは間違いないが、合意があることを聞きました」と容疑を否認している。

 同課によると、昨年11月12日に春日部署に越谷市障がい者等相談支援センターから「福祉サービスなどの支援を担当している女性から性的虐待の相談があった」と通報があり発覚。被害女性への聞き取りなどから男が浮上した。

 男は当時、越谷市の障害者施設に勤務。被害女性の母親が入居しており、生活支援などを担当していた。別の施設に入居していた被害女性と母親の3人で買い物へ行った後、車内で2人になった際に犯行に及んだとみられる。

 男は犯行後に朝霞市の障害者施設へ転職し、同様の犯行に及んでいたとみられる。現在は別の県内の障害者施設に転職している。県警で余罪を調べている。
 

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