埼玉新聞

 

山仕事の日用品から気付けば工芸品に 編み続けて75年 93歳の新井さん 埼玉・秩父に伝わる背負い編み袋「スカリ」

  • 熟達した手さばきでスカリを作る新井秋義さん=6日、秩父市荒川公民館

    熟達した手さばきでスカリを作る新井秋義さん=6日、秩父市荒川公民館

  • 熟達した手さばきでスカリを作る新井秋義さん=6日、秩父市荒川公民館

 秩父地方に伝わる背負い編み袋「スカリ」の体験教室が6日、秩父市の荒川公民館で行われた。75年にわたり編み続けている市内の新井秋義さん(93)の指導を受け、受講生9人が8月下旬~10月下旬の毎週土曜に集まり、作品づくりに打ち込む。山仕事の日用品だったスカリも今は工芸品に。「気が付けば大勢の人たちが興味を示し、技術を習いに来てくれているようになった」。新井さんは今年も熟達した手さばきで縄をなう。

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