埼玉新聞

 

初秋の空に赤銅色の月 3年ぶり皆既月食 さいたま 見沼たんぼを優しく照らす

  • ヒマワリの影越しに赤銅色の満月が光る=8日午前3時40分ごろ、さいたま市緑区

    ヒマワリの影越しに赤銅色の満月が光る=8日午前3時40分ごろ、さいたま市緑区

  • ヒマワリの影越しに赤銅色の満月が光る=8日午前3時40分ごろ、さいたま市緑区

 月が地球の影に入り、赤銅(しゃくどう)色に染まる「皆既月食」が8日未明、日本各地で観察された。皆既月食は太陽と地球、月が一直線に並ぶ条件がそろった満月の日に起こる。国立天文台によると、2022年11月8日以来、約3年ぶりという。

 埼玉県さいたま市内でも、午前1時20分ごろから一部が欠ける部分食が始まり、同2時半~同4時ごろに皆既食となった。

 緑区の見沼田んぼでは、南西の空に上った赤い月が、大地の稲穂や酷暑を彩ったヒマワリを優しく照らしていた。

 国立天文台によると、次に皆既月食が日本で見られるのは、来年3月3日という。

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